20ミリの豆粒

お疲れ様ですm(__)m


ちょっと前の話です。


11/19は久々に気持ちの良い青空でした。


AM11時に仕事が終り単車に乗り鼻歌歌って帰宅しました。

そのいつもの同じ帰り道も見渡す限りの青空で気持ち良く本当に幸せな感じでした。



帰宅後に着替えてウチの奥サンと近所の産婦人科に行きました。

今年の2月から2人で治療の為に通院してます。


「今日はイイ天気だしイイ事あるよ」と私。

「そうかなぁ~」とウチの奥サン。


でも正直、私は…淡い期待を裏切られて、また誰にも気づかれないように人一倍落ち込むウチの奥サンを励ます事。

また気持ちを新たに次回に向かう意欲をお互い失わないようにする事。

その為にはダンナの私がドッシリと構え安心させる事。



診察に向かうウチの奥サンの後ろ姿を見てもそんな事ばかり考えていました。



しばらくするとウチの奥サンが診察室から出てきました。



「妊婦になったよ」と微笑むウチの奥サン。


「でかした!!」と言い優しくウチの奥サンの頭を撫でる私。でもまともにウチの奥サンの顔を見る事は出来ませんでした。


そんな私にウチの奥サンは小さなエコーの画像を見せてくれました。


「この小さいのがそうだよ」とウチの奥サン。



その小さな画像の左側の真ん中に実寸20ミリの豆粒がシッカリと写っていました。



その姿を見たら…いい歳のオッサンの私の右目からポロポロと涙がこぼれてました。



そんな私の姿にウチの奥サンは目にいっぱいの涙を浮かべて笑いながらハンカチを貸してくれました。




この20ミリの豆粒が大きくなり元気に健常な姿となり私とウチの奥サンと必ず会えるとは限りません。


声も聞く事なく…

とか…

会う事もなく…


とかも普通に有り得る事です。




でもこの日の気持ちの良い青空と…


20ミリの豆粒を見て…
まるで気持ちや心が反応するよりも素早く出てきたような涙は…



私は一生忘れないと思います。